ターゲットを考える

「勝るメリット(USP)」を考える前に

ターゲットを設定し、考えよう!

 

UPSを作る前に。

誰かを相手に商売をする場合、

ターゲット(誰か)を考えることも重要です。

USPが誰に向けてのものなのか

ターゲットによって表現する内容は変わってきます。

 


例えば、

ある町で

歯科医院を新しくオープンしようとしている

開業医がいます。

彼は、カフェのようなおしゃれな歯科医院

作りたいといいます。

たしかに、

美容整形などは、安心をアピールするために、

観葉植物をたくさん置いたカフェのようなイメージは、

今の時代にあったいいアイデアです。


これが東京のような大都会であれば、

多くの人の中から、

カフェのような歯医者を好むお客さんが

集まればいいのです。

 

例えば、原宿とか青山で開業すれば、

流行るかもしれません。

大都会であれば、多くの中から、

ターゲットとなる人が集まります。

 

 

しかし、年寄りの多い田舎町だとどうでしょう。

お年寄りでも、

カフェのような歯科医院を喜ぶ人もいますが、

お年寄りでいっぱいの

どこかの病院の待合を

イメージしてみてください。

そこに

カフェというイメージに

はたしてニーズがあるでしょうか?

「綺麗」とか「新しい」というのは、

選択の大切な要素ですが、

カフェのようなというシチュエーションに

お年寄りが『選択肢』を見出すでしょうか?

 

このように、ターゲットによって、

嗜好が違ったり、ニーズが違うということです。

つまり、ターゲットによって、

メリットの傾向があるということです。

 

このようにターゲットの設定を考えないといけません。

すべての人にむけたアプローチは、

その人の強いメリットは見いだせません。

年令の違い、性別の違い、収入の違い、ライフステージの違い、などなど

さまざまな違いでターゲットを分ける『セグメント』という作業無しで

マーケティング戦略はなりたちません。

ぜひ、ターゲットのセグメントを考えましょう。